前回は、FXで成功するために一番最初に押さえておかなくてはならない、大変に重要なことについてお話させていただきました。

一番気を付けることは 退場とならないようにすること

つまり、「資金をすべて無くしてそれ以上トレードができない状態とならないこと」なのです。

時間が多少かかっても小さな利益でも少しず積み上げていくことによって大きく増やすことができるようになりますし、たとえ負けてしまっても、再びチャレンジする資金が残っていれば挽回も可能です。

 ですので、生き残って着実に利益を上げることができるような知識とスキルを身につけることが大事なのです。

本を2,3冊読んだから、自分はトレードできそう。とトレードをスタートする方は多いでしょう。

でも、残念ながら、多くの場合、それだけあ継続して利益を上げることが難しいのが現実です。FX投資で利益を継続して上げていくには、最低限の押さえておかなければならないポイントがあります。その3つポイントについて説明したいと思います。

1.余裕資金を多く持ち資金管理をしっかりと

 
自分の口座にある資金が大きい方が安定した投資ができます。
余裕資金とは、投資だけに使える資金を使うことはもちろんですが、FXの場合、口座にある資金を守るための強制ロスカットを避けなければなりません。

FXを行うためには、FX会社の口座に資金を預けますが、例えば30万円を預けたら、では、多くても1万円までのみ使うようにします。たった1万円と思うかもしれませんが、1万円がこれぐらいの余裕を持つことで、FX事業者による強制ロスカットを逃れることができます。FX事業者のシステムによって異なりますが、円高と思って投資したら円安になったとき、思わぬ強制ロスカット合うことを免れることができます。

強制ロスカットとは、円高予想と思って投資したのに、円安になって投資家の資金が目減りしたためにFX事業者が投資家の意思に反して、強制的に売却して投資家の損失を大きくしないために行われます。ある意味では投資家保護ですが、口座に預けている資金が少ないと、通常の為替の変動の範囲内でもロスカットされて、しばらくしたら円安から円高に戻って利益が出るのに、その前の段階で強制的に損失させられることになります

2.損切ポイントを必ず明確に決めておく

 
自分が投資した方向と逆に相場が動くことはよくあることです。もしかしたら、買った値段よりも下がって行っているのに、ある程度したら戻ってくるに違いないから待ってれば良いと思っても、相場が思い通りに戻るま待つことは大変に危険です。
なぜなら、レバレッジをかけていれば、反対方向に行けばいくほど含み損を抱えることになります。そして、含み損が預けている資金のある一定額まで拡大してしまったら、強制的に決済されて損が確定してしまいます。
 
強制決済になるレベルは、FX会社によって違いがありますが、だいたい20%以下になったら強制的に決済されると思ってください。ですので、もし30万円預けていたら、自分で決済しなくても24万円分の含み損が出た時点で、含み損は確定して口座には6万円のみ残ることになります。
 
そのため、30万円の口座資金あるのであれば、1回のトレードで3%にあたる9,000円までしか損をしない、それ以上損をする前に損切をする。というルールを決めておく必要があります。
 
これを、ロスカットルールといって、自分で必ず決めておくことです。
また、実際にトレードをしていると、このルールを破って「もう少し待ったら戻るのでは」とルールに従わないことは禁物です。

 

3.自分の投資スタイルを決める

自分の投資スタイルとは、自分の生活スタイルにあった時間帯でできる方法(夜のみ2.3時間のスキャルピング、夕方から夜にかけてのデイトレード、数日かけるスウィングトレードなど)を選び出し、自分がストレスなくトレードをできる環境をまず見つけます。

そして、1回のトレードで使う資金額、ロスカットルールを決めることに加えて、自分の勝ちやすいパターン、負けやすいパターンを熟知して、自分が完全に自信が持てるパターンを確立ずることです。

自信が持てるパターンを見つけるためには、何度も自分でトレードをしてどのような相場なら勝てそうか、例えば、相場のチャートのパターンを見て、この形になったらエントリーすると自分は勝つことが多い、など、得意なパターンを見つけていくことです。

また、反対に、いつも負けてしまうパターンも自分でわかってないといけません。

勝ち・負けのいずれでもパターンを見つけるためには、自分のトレードを毎回記録しておくのが近道です。「何を基準にエントリーしたのか?」「エントリーした後にどのように相場が動いて利益になった・負けたのか?」その時の自分が感じた感情も含めて記録に残しておきます。

これを繰り返すと、自分の一定のパターンが見えてきます。
ところが、毎回の記録を残していないと、このパターンを発見するのに大変時間がかかります。記録を残すことで、自分が勝てるパターンが1つでもみつかれば、あなたは大きく前進したことになります。また、負けパターンは、意外に1つか2つに決まっているものです。

これも、自分がトレード中には夢中で気が付かないものですが、あとで冷静に見れば、実は同じようなところで負けていることが判ってきます。

これが判ると、かなりの確率であなたは勝てるトレーダーになれます。

まとめ

FXの基本をよく理解し、大きく負けない「ルール」を実行し、経験を積んでいくことが必要です。自分で相場をよく観察して取引をすることが自分の相場観を養うことになります。

勉強して本を何冊も読んだり、ネット上の情報を数多く観ていても、自分で相場でトレードしなければ、絵に描いた餅、自分の力には決してならないのです。

また、経験を積んで掴んだ勝ちパターンは、人によって何を元に判断して決めているか、どうしたら確率高く勝てるのか、などは人によって違います。運用できる資金量、トレードできる時間帯や頻度、また自分の性格も大きく影響するのです。最後は一人ひとり自分のパターンを確立していくことがどうしても必要になって来ますし、そこまで行くことができれば、あなたも立派な勝てるトレーダーになれるのです。

 この講座では、負けパターンの排除の方法や、勝ちやすいパターンを見つける方法なども伝授していきますので、お楽しみにして居て下さい。

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