逆指値注文とは?
逆指値注文は、「これ以上高くなったら買い」「これ以上安くなったら売り」という注文方法です。
買うのにもっと高くなったら買う?売りなのにもっと安くなったら買う?と、一見損をするように感じ、違和感があるかもしれません。
FXの相場では、ある一定の水準を超えたらそこから強い上昇トレンドが始まったり、あるラインを割ったら下落が加速するという動きをするので、そのような時に大変に使える注文方法なのです。短時間で大きくレートが動くポイントがわかり、短時間で利益を上げることができます。
また、注文をいれたら入れ損切り注文は、必ず逆指値注文になります。
逆指値注文の使い方
新規注文と損切り注文の2つの使い方があります。
【新規注文】
★ある一定のラインを超えたらトレンドが発生しそうな時★
上昇トレンドが発生しそうな場合「〇〇円以上で買い」
下落トレンドが発生しそうな場合「〇〇円以下で売り」
例)
- レンジ相場が続いていた後にレンジブレイクでトレンドが発生する時
- 今まで越えられなかったサポートライン、レジスタンスラインを超えた時
- キリ番といって、末尾が.000や.500など、多くのトレーダーが注目している価格を超える時
【新規注文を出した後の損切り注文】
新規注文を出した後で、予測の方向と逆に相場が動いてしまうときに損切り注文を入れる場合は、逆指値注文になります。
逆指値注文の例
【上昇トレンドが発生しそうな場合】
例えば、このような上昇トレンドでは、赤線のところでは上昇が予測できるもののまだ本格的に上昇するかはわからない状態です。
そのような時には、それまで何回かつけている高値(この場合は110.220円あたり)を超えると上昇トレンドが続行することが予測できます。
そこで、「110.220円以上になったら買います。」という逆指値注文を入れておくと上昇トレンドの初期の位置で買い注文を入れる事ができます。
【損切り注文を出す場合】
上のチャートでは
上昇することを見込んで114.665で買い注文を入れました。同時に相場が反対に動いてしまったときにはこれ以下にレートが下がったら一旦損切りしてポジションを外すことが大事です。この損切りは、「114.380以下まで下がってしまったら損を確定して決済する。」というような損切り注文を入れました。
残念ながら、予測に反して下落に転換してしまいましたが、損切り注文のお陰でそれ以上は損を出さずに済みました。
トレンドが発生する時にはその最初の場所で注文が出せると大きな利益幅を取る事が出来ます。また、損切り注文はリスクヘッジとなるので、新規注文を入れたら必ず入れる習慣をつけましょう。
逆指値注文の注意点
指値と反対の注文なので、注文を出す時には指値注文と間違えないようにしましょう。
反対の注文なので、間違えると思わぬ損失が出てしまう事があります。スマホなどから外出時に注文するときにはミスタッチなどがないように十分に注意しましょう。
まとめ
逆指値注文は一見難しそうに見えますが、FX女性初心者であれば絶対に習慣付けて頂きたい損切り注文として使います。
女性の方は堅実にトレードをして頂きたいので、新規注文とセットで損切り注文を入れることをおススメします。
実際に何度か注文を出してみるとすぐに慣れますのでご安心下さいネ
もちろん、いったん新規注文を出して、その後に損切り注文を加える事ができますので、あまり難しく考える必要はありません。まずは、新規の注文を出す方法に慣れて、その後に損切り注文を入れる、という方法からスタートすると良いでしょう。
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