注文と決済をセットで予約注文できます

家事や育児、仕事で忙しい女性のFX初心者は、ずっとPCやスマホを見ていられる人は少ないと思います。FXではそんな女性にぴったりな、画面をずっと見ていなくても決済まで自動的に行ってくれる、大変便利な注文方法があります。まずは、基本となるIFDとIFOをマスターしましょう。

IFD(イフダン)注文は、新規注文と同時に決済注文を出す方法です。

If(もし〜になったら)+Done (~を執行する)という意味で、「もし〇〇になったら新規で買いたい。その後に⚫⚫になったら売りたい。」というように

新規注文(指値注文か逆指値注文)と、決済注文をセットで発注する注文方法です。

注文する時に決済の価格も決めておくということなのです。

IFD注文の使い方

IFD注文は、新規の注文に対して利益確定を予約するパターンと、損切り注文を予約するパターンがあります。(先程ご紹介した2つの例は利益確定の場合です。)

⚫ 「新規注文+利益確定」をセットで予約注文する
⚫ 「新規注文+損切り」をセットで予約注文する

IFD注文の例

「新規注文+利益確定」をセットで予約する場合

【レンジ相場終了後のトレンド発生をねらう】

現在がレンジ相場の場合にこのように使います。

レンジ相場が続いている時には、レンジを抜けたら上昇・下落トレンドに移行しそうだというポイントがあります。そのような時に「〇〇円以上になったら買い・売り」と逆指値注文を出します。同時に、思わく通りの方向に進んだら利益の確定まで一緒に注文を出しておきます。

利益幅は、チャートの形を見て予測したり、自分が「このくらいの幅なら取れそう」という幅をpipsで出しておいて指値で指定します。

【キリ番抜けの急上昇(下落)をねらう】

長い間超えていなかった価格を超えそうな相場の時に使うと有効です。
例えば、114円台が長く続いていたけど、113円台に下落して行きそうな予測が立てられるような時です。

キリ番は110.000円ちょうど、110.500円など、末尾が00や50といったレートです。
多くのトレード参加者が意識するレートなので、このレート付近に注文が多く集まっているものです。その為、このレートを付けると、その後は動きが加速しやすくなります。その大きく動く時には成行で注文を出しても思わぬ不利な値で約定してしまうことが起こることがあるので、指値で注文を出しておくと安心です。

「新規注文+損切り」をセットで予約する場合

新規の注文と損切り注文をセットで予約する場合は、このようなイメージになります。
上の相場と同じチャートですが、この様に新規注文と損切り注文の2つを予約することも出来ます。

IFD注文のメリット

IFDは、最初の新規注文が約定しない限り、2番めの決済注文も発動しません。
最初の新規注文を予約しても、相場が自分の予測と反対側に動いていってしまう場合など、予測が外れた注文が約定しないので、その分損失の機会が減ったことになります。

IFD注文の注意点

IFD注文は、新規注文と決済注文の2つの注文を出しますが、決済は「利益」または「損切り」のどちらかをあらかじめ決めておく必要があります。

 「新規注文+利益確定」をセットで予約した場合

新規注文の予測通りに相場が動いて利益の方向に進めば良いのですが、逆方向に相場が動いた場合には、手動で損切り注文を出さなくてはなりません。

⚫ 「新規注文+損切り」をセットで予約した場合

新規注文と損切りの2つの注文をIFD注文で出した場合には、利益確定は手動で行わなくてはなりません。

まとめ

予約しておけば、注文と決済ができるIFD注文は如何だったでしょうか?

相場はいつでもすぐに注文できる形にならないものです。
そんな時に、注文を出すべきポイントまで待たずに中途半端な価格で注文を出してしまうのは初心者なら誰でもやってしまうのです。そして、上手に利益を出せずに小さな利益で終わってしまったり、損切りで終わってしまったりという経験をしてしまうものです。

相場が読めるようになるまではなかなか大変ですが、一つでも良いので自分で利益が取れる得意パターンを見つけるようにしましょう。見つかったら、IFD注文で注文を出すべきポイントを確実に自分のモノにすることができます。

特に、ずっとチャートを監視することが出来ない主婦やお勤めの方にとっては、大変便利な注文方法なのです。トレードをする時には最初に相場の動きを確認して、ここまで来たら注文を出そう、と予測を立て、IFD注文を入れておく。といった流れです。

ちなみに、チャート上にラインを表示させてこのくらいの幅で、と確定すれば、価格はそのラインの価格が表示されますので、数字を打ち込む手間も省けます。

数字が苦手という女性でも、チャートの形を見ながら感覚的に注文を入れることもできるので、ぜひ挑戦してみて下さいネ

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