【入門-第5講座】女性FX初心者でも小さな資金を大きくできる「レバレッジ」の使い方

今回の講座は、FXの最大の魅力である、小さな資金を大きくできる「レバレッジ」についてです。レバレッジとはどういうことなのか？どうやって使うのか？使うときの注意点、などについてです。また、いくらの資金があったらスタートできるのか？その資金でどのくらいの利益が期待できるのかについてです。

FX取引のときに最初に理解しておく必要があるのが、FXの最大の特徴であり魅力でもある「レバレッジ」です。決して難しいことでもありません。実践編では実際の取引の際の資金の量ととレバレッジのかけ方について具体的にご説明します。今回は、イメージとしてどんなものなのかを理解してくださいね。

女性のFX初心者が最初に必要な金額は？

FXでは、取引するために少額から始められるのが魅力ですが、最低いくらで取引が可能なのでしょうか？

日本のＦＸ会社ではレバレッジを最大25倍まで使えるので、1回の取引を1/25 の金額で取引することが可能です。

日本のFX会社を利用し、最高レバレッジ２５倍を利用する場合、果たしていくらあったら取引をスタートできるのでしょうか？

会社によって取引単位が１万通貨からか、1,000通貨かで違いますので、できるだけ少額でスタートしたいというのであれば単位1,000通貨から可能なFX会社を選ぶと良いでしょう。

取引単位１万通貨、1,000通貨とは？

FX会社によって「取引単位1,000」「取引単位1万」と表示されているのを見たことがあると思います。これは一体何のことを言っているのか疑問に思う方も多いことでしょう。

これは一言でいうと、「1回の取引の最低単位」のことを指しています。一般的に初心者向けの代表的な通貨ペアはドルと日本円の組み合わせなので、これを基本にご説明します。（交換レートはわかりやすく1ドル＝100円として計算します）

①「単位」は通貨ペアのどちらを使う？

通貨ペアの左側にある通貨が単位の基準になります。ドルと日本円の通貨ペアの場合、左側のUSD（ドル）です

　　　　　　　　　USD/JPY
　　　　　　　　　　　　　通貨ペアの基準はUSD

②1000単位とは？　　　1,000ドル　＝　10万円　
③1万単位とは？　　　　1万ドル　　＝　100万円　　

つまり、「1,000単位の場合1回の取引の運用額は10万円」、「1万単位の場合1回の取引の運用額は100万円」ということになります。

（為替レートが１ドル110円の時には、1000単位＝11万円、1万単位＝110万円です。）

★レバレッジ２５倍を利用した場合の１回の取引に必要な金額★
　　米ドル/円の組み合わせ（米ドル＝100円として換算）

取引単位	1回の取引で運用する金額	１回の取引に必要な金額
1,000通貨	10万円	4,000円
１万通貨	100万円	４万円

つまり、1,000単位で取引ができるFX会社では、最低4,000円あれば取引が可能です。現在、ほとんどのFX会社で1,000単位から取引できるようになっています。

また、多くののFX会社では口座を開く際に必要な最低入金額は決まっていませんが、5,000円〜30,000円以上と入金が必要な会社もあります。事前に確認しておきましょう。

ただし、これから講座で学んでいくと理解できるようになりますが、トレードする際には口座に1回取引できる最低額の4,000円や4万円だけ入れて運用することは、トレードスキルがまだない初心者にはかえって難しい局面が出てきます。

チャンス時に利益を確実に残していくためには、最低でも10万円の資金が口座にある方がトレードしやすいです。可能であれば30万円〜100万円口座に準備しておければ、精神的にも余裕を持ってトレードをすることが出来ます。

また、いったんこの口座に入れたお金は日常的に使うお金とは切り離して考えましょう。つまり、生活費とまったく切り離して余裕資金のみにして、ある程度の目標金額までいくまでは引出さないお金と考えることです。

この資金が増えていけばいくほど、精神的に余裕が持てますし、1回に取引する額を引き上げることが出来るようになります。最初は少額からスタートしても取引回数を重ねて経験をつみ、スキルを上げる努力をしていけば、やがて利益の増加を加速させることが出来るようになります。

ちなみに、海外のFX会社を利用すると、200倍～400倍は当たり前で、最高888倍という会社もあります。海外のＦＸ会社でも日本人のトレーダーに手厚いサービスを提供していて、日本語で普通に申し込みもサポートも受けられ、日本のＦＸ会社とほとんど変わらずに利用できる会社もあります。

高レバレッジで取引をしたい場合には、1回の取引に必要な金額がもっと少額になります。例えば、888倍の場合100万円を動かすのに1126円で可能、10万円を動かすには、わずか113円あれば可能です。

海外FX会社とは？＞＞＞

レバレッジをかけるとは？詳しく解説します

FXは、口座に入金した資金を担保に取引を行います（この担保にするお金を「証拠金」と呼びます）。そして「レバレッジ」という仕組みを使います。これは、軽い力で重い物を動かせる「てこの原理」のように、少ない資金で大きな金額に相当する取引ができるというものでこれにより、手持ちの資金以上の取引が可能となります。

例

例えばFX口座を開設し、100,000円を口座に預けたとします。（証拠金と言います）

日本のFX会社ではレバレッジが２５倍まで可能なので、100,000円×２５倍の2,500,000円まで使って取引することが可能なのです。
１ドル=100円とすると最大25,000ドルまで注文ができます。

わかりやすく、今回は100,000円口座に預けて、10,000ドル（約1,000,000円）を買ったとします。
1ドル100円の時に10,000ドルを買い、105円の時に決済すると、10,000ドル×（105円-100円）=50,000円
円が5円動くことで50,000円の利益が得られます。そして、口座は150,000円となって、引き出すことができます。

逆にドルが95円になった時に決済するとマイナ50,000円となり、口座から50,000円支払われます。
FXにはロスカットというルールがあり、仮にドルが90円を下回った場合、含み損が口座の100,000円超えてしまいます。そうなると強制決済されてしまい、ゲームオーバー。口座にお金はなくなってしまいます。いわゆる退場です。