この講座は全く初心者のあなたがFXで利益を上げていけるようになるためにステップ・バイ・ステップでわかりやすくFXの魅力と取引の方法をお伝えしていきます。
私も最初は何も知らないところからスタートしましたし、「投資」というとハードルが高いように思っていました。でも、FXほど自分の「やる気」と「努力」次第で“可能性が無限大の投資”は他にはないのではないかと思っています。
しかも、スタートは少額からで可能、スピードアップすることも「常に学ぶ努力」「経験を積む」ということで可能になるのです。
一方で、気が付いたことは、継続的に勝てるようになるには、「正しい」方法を最初に身に付けないと、大変な遠回りになってしまい、迷い道から抜け出せなくなるということです。
相場で勝っている人はわずかしかいないとも言われるのですが、負けてしまうほとんどの理由は、「正しい方法を」「最初に学ばなかった。」「本を2,3冊読んだだけでわかったつもりでスタートしてしまった。」という場合がほとんどのようです。
私は、幸いにも系統立てて解りやすく相場のことを解説してくれる先生に最初から学ぶことができたので、迷い道に入らずに済んでいます。もちろん、これからも学び、経験を積む日々の努力が必要だと思っていますが、学びは一生だと思ってよいと思います。
ぜひ、あなたには「迷い道」に入っていかないように、どこがポイントなのかを、出来るだけわかりやすくお伝えしていきたいと思っていますので、ぜひ、一緒に勝てるトレーダーになって、いつでも自由を選択できる人生を歩めるようになりましょう。
今回は、入門編の第1講座です!!
そもそも、FXって何なのか?どんな投資で、誰が参加しているのか?など、基礎的なお話です。実際の取引の前に知っておいた方がよいお話です。
1.そもそもFXって何?どんな取引?
FXとはForeign Exchange(外国為替)の略です。ただし、日本では、「外国為替証拠金取引」のことを一般的にFXと呼んでいいて、海外の様々な通貨の「外国為替」+「証拠金取引」がセットになった金融商品のことを指します。
「為替取引」とは、海外旅行に行くのであれば、ハワイで使う通貨はメリカのドルなので、日本円をドルに両替しますね。両替えする「通貨の交換」のことなのです。「日本円⇔米ドル」など、通貨を買ったり売ったりしたときに発生する差額によって利益を得る取引です。
「証拠金」とはFX取引口座に入金する保証金のことです。口座に預けることによって、その金額の数倍〜数百倍の金額の為替取引が可能になる仕組みなのです。
この通貨を交換するための市場を「外国為替市場」、通貨の交換比率を「為替レート(外国為替相場)」と呼びます。
取引するにはFX会社に口座を開いてお金を預けると取引ができます 。インターネット上で取引するので、パソコンやスマホで取引をすることになります。売り・買いをして、「安く価格で買って高く売る」または「高い価格で買って安く売る」というように、売り・買い金額の差が利益になるので、差額が大きければ利益が大きくなります。
毎日刻々とこの差額は変動しますが、日によってあまり動かないときもあれば、政治や世界経済を動かすような出来事があると、大きく動きます。
昨年6月のイギリスのEU離脱の国民選挙発表時や、11月のアメリカ大統領選挙の時には大きく為替が動きました。特にトランプ大統領に決定した後も大きく為替が動き続けました。
このような時に上手に取引ができれば、短時間で大きく利益を得ることができます。特に大統領選挙発表時には、短時間の間に急下落した後に反転して大きく上昇したため、下落と上昇の両方の利幅が大きく、売りと買いの両方で大きく利益を得た人が多かった言われています。
こんなイベントがあるのは年に数回ですが、このようなチャンスがあった時に上手に利益を得ることができるようになりたいですね。また、初心者にはこんな時は動きが大きくて怖い、と感じる相場とも言えますので、トレンドの方向が決まるまで待ってトレードするようにすると良いのです。
いずれにしても、値が大きく動くことで利益が大きく取れるので、直接動きに影響を与える世界的な政治や経済のニュースに興味を持つことも大事です。また、地震や災害が起こったときにも為替は大きく動くことがありますので、FXチャートの動きを見ているだけで、世界中の動きの活発さの度合いがわかったりもします。世界の時事にも詳しくなっていくと、更に面白くなります。
2.外国為替を理解するには「円高」「円安」がわかれば良いです
1ドル100円で交換できた時に比べて
⇒ 円高とは ⇒ 1ドル 99円
⇒ 円安とは ⇒ 1ドル 101円
100円で買えた米ドルが、99円で買える。つまり、1ドルを購入するのにより少ない円で交換できるとき、円の価値が高くなったと言えます。これを「円高」と呼びます
為替相場は、最終的には需要(買いたい量)と供給(売りたい量)のバランスで決まります。貿易や企業間のビジネス、国家間の国債の売買などで大きく資金が動きますが、大まかに言うと、「必要な通貨ほど高く」なるということで、常に需給のバランスで価格が動いている。と、イメージしていただければと思います。
3.誰が取引しているの?
外国為替の取引は「外国為替市場」で行われています。市場というと、株式の市場である特定の場所や建物をイメージするかもしれませんが、為替市場にはそういった場所は存在しません。電話やコンピューターを使って売買を行っています。相対取引(店頭取引)」だからです。
特に取引が集中する都市の名前を取って、イギリスであれば「ロンドン外国為替市場」、アメリカであれば「ニューヨーク外国為替市場」、日本であれば「東京外国為替市場」などと呼ばれているだけで、為替取引は世界各国のあらゆる場所で行われているのが実態です。
ちなみに、知識として持っておくと良いかと思いますが、外国為替の取引は、「インターバンク市場」と、「対顧客市場」の2つがあります。
銀行間の取引が行われる中央銀行、為替ブローカー、証券会社などの間の「インターバンク市場」。銀行と一般の企業や個人等との取引が行われるのが「対顧客市場」で、機関投資家、商社、輸出入業者、個人などが参加しています。
4. 24時間取引ができるワケ
外国為替市場は24時間休むことのない市場なので、FXは24時間いつでもパソコンやスマホからアクセスして取引可能なのです。日中に取引が出来なくても夜間でも取引が出来るなど、自分が使える好きな時間帯に取引が出来るのがFXの魅力のひとつなのです。
理由は・・・
世界中の市場で取引が行われているからです!
地球儀をイメージしてみて下さい。
各国ではそれぞれ9:00頃から17:00頃の間に取引が行われてるのですが、世界全体を1日単位でみると、時間の経過と共に取引の心となる国の市場がオセアニア⇒アジア⇒ヨーロッパ⇒アメリカそして一周して、オセアニアに戻る。これを毎日繰り返しているのです。
1日で一番早く動き出すのは、ニュージーランドのウェリントン市場で、日本時間の朝5:00頃から取引が始まります。その後に引き続いて、シドニー、東京、シンガポール、ドバイ、フランクフルト、ロンドンの順に中心となる市場が移っていきます。最後は日本時間の21:00頃から動き出すニューヨーク市場で、翌朝6:00頃まで取引されています。
ちなみに、土曜日と日曜日はお休みです。夏時間の場合、土曜日朝6時~月曜日朝7時がお休みですが、口座のあるFX取引業者によって多少時間が違いますのでそれぞれ確認して下さいね。
株取引の場合、日本で私たちが直接株取引をできる時間帯は、平日の朝9時から11時30分まで(前場)と12時30分から15時まで(後場)ですので、FXの取引時間帯がいかに長いかがわかると思います。
市場名 | 日本との時差 | |
---|---|---|
冬時間 | 夏時間 |
|
ウェリントン | +3時間 | +4時間 |
シドニー | +1時間 | +2時間 |
香港・シンガポール | -1時間 | なし |
ロンドン | -9時間 | -8時間 |
ニューヨーク | -14時間 | -13時間 |
まとめ
外国為替市場と聞くと、大変に難しく感じるかもしれませんが、それぞれの国の通貨の取引の結果が刻々と「チャート」に刻まれているのを私達は見ることが出来るのです。
時差があって、地球の裏側で取引が活発に行われているのを感じると、世界の鼓動が聞こえるようで、それぞれの動きの特徴を見ているだけでもとても面白いものです。
ぜひ、24時間動き続けている取引のチャートを見ながら、時差を考えてどの国が日中の取引の中心になっているか?などど想像しながら見てみるのも良いかもしれません。
最初はチャートをできるだけ長い間見て、どんな動き方をするのか身体に染み込ませることも必要です。
ぜひ、楽しみながら少しずつ慣れていきましょう!
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