FXは「資金管理」の計算をする必要があります

FXで勝つトレーダーになるために大事なことは、実は「退場」させられずに「生き残ること」です。FXを初めたら早く利益を大きく出したい気持ちは重々わかりますし、私も最初は最速で稼ぎたい!と、思ったのですが、まだスキルも知識も、そして相場の経験が浅い時に、自分の資金計画なしに大きなロットでスタートしてしまうと、必ずと言っていいほど大きな損をする経験に見舞われるのは良く聞く話です。

今勝っているトレーダーは、「退場を何度か繰り返した。」という人も多いようです。もちろん、これも経験の内として復活できれば良いと思いますが、投資する資金が無くなってしまったら、それ以降の投資は全くできなくなってしまいます。

せっかくこのサイトを見てくださっている女性のFX初心者の方には、ご自分の大切なお金を失ってFXを諦めて欲しくありません。ぜひ、予め投資の使い方の考え方と計算方法を知っておいていただきたいと思います。

そのために大事なポイントは2つです


  • 1回のトレードのロット数は口座に入っている資金から逆算して決定する。

  • 1回のトレードで、自分が「買い」「売り」した反対に相場が動いてしまった時に、損を受け入れる「損切り幅」を決める。


エントリーする際に自分が考える方向に動いた時、反対に動いた時、それぞれのパターンを想定
し、損切りのルールを決める必要があります。

たった数回のトレードで投資資金を無くしてしうようなトレードは絶対に避けなくてはなりません。その為にも、1回のトレードで使う資金額は、おのずと決まってきます。特に初心者は、多くの回数をトレードして優位性を見つけられるようにスキルを高めていく必要があり、それだけの回数を可能にするような1回の投資額を決定します。

それでは、具体的な「資金管理」の計算方法を解説していきますね。

1回のトレードのロット数を決める方法

1回のトレードに使える額は、自分のFX口座に入れている資金額で決定します。

1回あたりのトレードの損失額は投資資金の1%以内に抑えることが重要です。

1%という数字は大変に少額で、元手が少ないと利益もなかなか積み上がらない金額ですが、リクスを極力回避し、できるだけ長い間トレード可能でチャンスを掴んで行くためにはルールとして決めるべき額なのです。

つまり、100万円口座に用意してあるのであれば、1回のトレードで1万円だけ使います。

もう一つの方法として、「1回あたりの損失は○○pipsまで」と決めておく方法があります。そのpipsと1%の少ないほうを選ぶという考え方です。

例えば、「1回あたりの損失は10pipsまで」と決めておいた場合、仮に100万円の投資資金でドル円で5万通貨の取引ならば、10pips=5,000円なので、この場合は1%ではなく、少ないほうの10pipsを採用する、というものです。

このように、1回あたりの損失額を抑えることで、チャンスに臨める回数が増えますので、無駄なトレードも減らすことができます。

これは非常に重要なことですので、忘れないでください。

必要証拠金の計算方法

レバレッジが高いと必要証拠金が安くて済むというメリットがあります。具体的に必要証拠金を計算してみますのでご参考下さい。わかりやすく、1ドル=100円として計算してみます。

約定レート×取引通貨単位×lot数÷レバレッジ=必要証拠金

・約定レート(1ドル=100円)
・取引通貨単位(10万ドル)
・レバレッジ(888倍)

1lot で取引する時の必要証拠金は?
100×100,000×1÷888=11,261円

◆必要証拠金
1lot(=10万通貨)⇒ 11,261円
0.1lot(=10,000通貨)⇒ 1127円
o.o1lot(=1,000通貨)⇒ 113円

ただし、ここで、何度も繰り返しになりますが、ロット数を大きくすると利益も取れるときには大きく取れますが損失も大きくなります。
投資資金の1%の額は何ロットにあたるのか計算してロット数を決める」ことを守って下さい。

投資資金1%に当たるロット数を出す計算式

証拠金×レバレッジ÷約定レート÷通貨単位×0.01=ロット数

例)
・証拠金(100万円)
・レバレッジ(888倍)
・約定レート(1ドル100円)
・通貨単位(1lot=1,000,00通貨)
・証拠金の1%(0.01)

1,000,000×888÷100÷100,000×0,01=0,88ロット 

つまり、この場合には 0.8lot〜0.9lotで取引するのが適正だということです。

自分の基準でエントリーできて、かつ資金管理ができているなら損切りは悪ではなく善です。

勝っても負けてもナイストレードができた自分を褒めるべきです。やってはいけないのは、感情まかせの損切りで、よく言うチキン損切りです。