通貨ペアの三文字のアルファベットの意味

取引画面やチャートなどで表示される通貨ペアは、通常3文字のアルファベットで表記されます。

このアルファベットを通貨コードと呼びますが、ISOで決められたコードなので、どのFX会社でも、世界中どこでも同じ表記を使います。
FXの初心者の方は、最初はこの6種類の通貨の通貨コードは覚えておきましょう。

JPY 日本円
USD アメリカ・ドル
EUR ユーロ
GBP 英国ポンド
AUD オーストラリア・ドル
NZD ニュージーランド・ドル

通貨ペアの左側と右側の順は決まっています

通貨ペアは2つの通貨で表記されますが、左側にある通貨が取引通貨で、右側にある通貨が決済通貨と呼ばれ、左右の順番が決まっています

ドル円であれば、USD/JPYと表記されますが、これは、ドルを円で売り買いする取引のことを指します。これが反対にJPY/USDとなることはありません。

USD/JPYのロング(買い)と言った場合、「ドルを買う」ことになり、USD/JPYのショート(売り)と言った場合、「ドルを売る」ことになります。

USDは左になる場合も右になる場合もありますが、EURは必ず左になります。大航海時代から続く慣例でユーロは最も格付けが高い通貨になります。

今は日本は世界第3位の経済大国で、通貨だけで見ればドル、ユーロ、円は強い通貨ですが、昔からの格では、円は弱い通貨の位置付けになっているため、主な通貨ペアとの表記では右側に表示されます。

取引をスタートすれば、何度も出てくるので自然に覚えられるようになりますが、通貨ペアは左右の順番ごと覚えましょう。

主な通貨ペアのリスト

通貨コード 通貨 主なペアと表記の方法
JPY USD/JPY、EUR/JPY
GBP/JPY、AUD/JPY
NZD/JPY、CHF/JPY
ZAR/JPY、CAD/JPY
USD アメリカ・ドル USD/JPY、EUR/USD
GBP/USD、AUD/USD
NZD/USD、USD/CHF
USD/CAD
EUR ユーロ EUR/JPY、EUR/USD
EUR/GBP、EUR/AUD
EUR/NZD、EUR/CHF
GBP   英国ポンド GBP/JPY、GBP/USD
GBP/AUD、GBP/CHF
AUD   オーストラリア・ドル AUD/JPY、EUR/AUD
GBP/AUD
 NZD  ニュージーランド・ドル NZD/JPY、NZD/USD
EUR/NZD