テクニカル分析とファンダメンタルズ分析について前回はお話しましたがどうでしたか?
はい、すごく勉強になりました。FXをするには世界のニュースも知らないといけないんですね。そう思ったら政治や経済のニュースもすごく興味が湧いてきました。
そう、それは良かったです!ニュースを見ていてもわからない用語が沢山出てくると思うので、毎回インターネットで調べるのを習慣付けると良いですよ!
はい、そうですネ。何だか知的な女性になれそうで嬉しいです!
そうですね。世界のニュースもトレードと直結していると思うと、とても身近に感じられると思います。トレーダーへの道、一歩前進ですね!
今回は「ローソク足」についてですよ〜。桜子さんはローソク足って知ってますか?
はい、株式のチャートで見たことがあります。グラフみたいな感じのですよね?
はい、基本的には株のローソク足と同じです。チャートも基本的には同じです。ローソク足の動き方が読めるようになると、FXのトレードはすごく上達します。将来は株式チャートの分析もできるようになりますよ〜
わー!ホントですか!?いつか株もやってみたいって思ってるので、嬉しいです!
はい、なので、頑張ってFXのトレードスキルを磨きましょうね!
では、FXトレードでチャートを読むのに必要な、一番キホンのキの、ローソク足について紹介します。
わー!興味津津です。
それでは、どんなことが読み解けるのか、ロウソク足の種類や形の違いなどを見ていきましょう!
ローソク足の形とその意味とは?
ローソク足は、FXで使うチャートと呼ばれるグラフに表示して価格の変動を見るものです。
筒状の実体とヒゲがありローソクのような形をしてローソク足と呼ばれます。一定期間の始値、終値、高値、安値時間の経過で並ぶとその時の相場の動きがパッと読める優れモノなのです。
一目で相場の動きがわかりやすいため、世界中の多くのトレーダーがローソク足チャートを見てトレードをしています。
元々は日本で江戸時代に発明されたと言われてます。
ローソク足とは
それでは、まず「ローソク足とは何か?」を正しく理解しましょう。FXでトレードをする時に、この図のようなローソク足チャートを使います。
このチャートはアメリカ・ドルと日本円の取引の価格の推移を表しています。
下軸が時間軸で、右軸がUSドルが日本円でいくらか?の値段です。時間が経つと右端にどんどんローソク足が増えていきます。
このチャートは15分足チャートです。
15分足チャートというのは、1本のローソク足が15分間の中でレートがどう動いたのか表しているものです。FXで良く使うチャートは、1分足・5分足・15分足・30分足・1時間足・4時間足・日足です。それぞれ、1本のローソク足が表す期間を表します。
チャートを読み解いてトレードはするものです。ですので、チャートを作り上げているローソク足1本1本の意味、つながって出来上あがった形の意味(チャートパターンといいます)が読み解けるようになる必要があるのです。
ロウソク足は「始値」「終値」「高値」「安値」で出来ています
ローソク足は、“始値・終値・高値・安値”の四つの価格ででき上がっていて、ひと目で期間内に価格がどのように動いたかがわかるようになっています。
- 始値:期間内の最初に取引された価格。
- 終値:期間内の最後に取引された価格。
- 高値:期間内に取引された中でもっとも高い価格。
- 安値:期間内に取引された中でもっとも安い価格。
“始値・終値・高値・安値”は、必ず覚えておいてください。一本一本のローソク足は、必ず、この4つの価格情報を含んでいます。
陽線のできあがり方
この15分足のローソク足の陽線の場合、15分間にこのように価格が変化してローソク足が出来上がったことがわかりす。始値より終値の方が高いので、価格が上昇したことがわかります。
始値⇛高値⇛安値⇛終値
価格が上昇するときには、陽線が何本も連続します。
陰線のできあがり方
この15分足のローソク足の陰線の場合、15分間にこのように価格が変化してローソク足が出来上がったことがわかりす。始値より終値の方が高いので、価格が下落したことがわかります。
始値⇛高値⇛安値⇛終値
下落相場では、陰線が連続して価格が下落していきます。
ローソク足の形には意味があります
1本のローソク足が表すのは4つの価格でしたね。
そして、その4つの価格がどのように付けられていったのかも、ローソク足を見るとひと目で判るのです。
ローソク足の陽線の4つのパターン
ローソク足はいろいろな形をして出てきますが、基本的にはこの4つのパターンが組み合わさって出てきています。
ローソク足の実体と呼ばれる、色の付いた部分の大きさと、ヒゲの長さで、ローソク足がどんな意味を示しているのかを知っておく必要があります。
- 大陽線:実体部分が長い陽線のことを言います。始値よりも終値が大きく上昇したことを示しています。大陽線ができると、このあとも上昇が見込まれることが読み取れます。
- 小陽線:実体部分が小さい陽線です。始値、高値、安値、終値の差があまりなかった時に現れます。この小陽線は、相場の方向性が決まっていない、停滞していることがわかります。
- 上ヒゲが長い陽線:実体に比べて上ヒゲの部分が長い陽線です。高値と終値に大きな差があったことを表しています。つまり、上昇の勢いが押さえられたような場面で出てきます。上昇の場面では相場転換があって下落方向になる可能性を示しています。反対に下落で出てきたときには、下落が押さえられて上昇に転換してく底値の時に現れることが良くあります。
- 下ヒゲが長い陽線:実体に比べて下に伸びたヒゲが長い陽線です。安値と終値に大きな差があったことがわかります。下落トレンドの終盤に出ると、底値をつけて上昇に転換していく場合があります。
ローソク足陰線の4つのパターン
陰線も陽線と同様に大きく4つのパターンに分けられます。
- 大陰線:実体が長い陰線のことを言います。始値よりも大きく下落して終値をつけたことがわかります。その為、売り圧力が強く、この後も下落していくことが予想されます。
- 小陰線:実体もヒゲも短い陰線です。小陽線と同じで、始値・高値・安値・終値の差があまり無いことを意味しているので、停滞状態を表しています。上昇、下落のどちらにも動き始める可能性があるので、この後のロウソク足の形がどのような形のものが出来上がるか観察する必要があります。
- 上ヒゲが長い陰線:上ヒゲが実体よりも長い陰線です。高値と終値の差が大きいことを示しているので、上昇中に出た場合には、上昇が押さえられて、転換点になる可能性があることを示しています。下落トレンドの終わり辺りで現れた場合には、始値よりも高い価格をつけたことから買いの勢いが生まれて来ていることがわかり、上昇に転じる可能性があります。
- 下ヒゲが長い陰線:実体よりも下ヒゲが長い陰線です。終値が始値よりも下がっているのと同時に大きな安値をつけているので、買いの圧力が衰えていることがわかります。
上昇トレンド、下落トレンドのどちらで現れるかで意味が反対になりますので、ロウソク足の成り立ちの図をよく見て、始値〜終値までどのような動きをして、売り、買いの圧力の推移を想像する練習をすると良いでしょう。
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